

【珈琲の表現】
¥1,760 税込
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蕪木祐介さんは、珈琲焙煎士です。そしてチョコレート技師でもいらっしゃいます。
旅で訪れた盛岡にて喫茶店『羅針盤』に入りました。こちらは著者の蕪木さんがオーナーをつとめられるお店。明るすぎない店内と、体を包むコーヒーの香り。シャンソンが流れる室内は かつて私が通いつめた喫茶店の雰囲気とイメージが重なって、丁寧に淹れられたコーヒーとビターで濃厚なチョコレート。旅から帰ってからも、ずっと心に残っていました。蕪木さんが本を書かれていたことは存じ上げませんでしたが、行きつけの書店で目に留まったのが、こちら【珈琲の表現】。…これはよい本にちがいない!!だって羅針盤のオーナーさんだもの。直感から、中身は読まずにすぐ購入しました。ジャケ買いですね。帰宅してから読み始めると内容の素晴らしさに、驚きました。凝り固まった私の考えは蕪木さんの目線によって、《そんなに肩肘はらずに…》となだめられるかのよう。頭のなかがほぐされていく感じ、と申しましょうか。あぁこの本が、コーヒーに夢中になった若いときの自分の傍らにあったなら、、!もっと自由に&気楽に、生活にコーヒーを取り込み、コーヒーを気負わず淹れる気持ちになりぐんぐん上達したかもしれない。コーヒーをドリップするのにはコツがいるので、ハードルに感じたコツをつかむまでの時間の長さは、過去の私にとって高い壁でした。美味しいコーヒーが家でも飲みたい!これを叶えるまでが、長かった…。
新しい見方・はじまり・きっかけ…いい予感を内包している一冊です。自信をもってご紹介させていただきます。
◯コーヒーは淹れるのが難しい
◯道具がちょっとハードル
◯昔は淹れていたんだけれど、最近は…
◯コーヒーは外でのむにかぎる
といった話をイベント先でお会いした方々から伺いました。美しい写真とともに、そっと寄り添うような語り口の文体で構成されたこちらを読んでいただけたら、新しい扉があくのかもしれないなぁと、かつて私に届いた声の数々を思い出します。そして私は、出版元の《雷鳥社》さんより取り寄せ、販売することにしました。ネルドリップに使用しコーヒーに染められたネルがデザインの下地になっているのかなぁと本の帯を眺めてみたり、本そのものの仕様あちらこちらにも気持ちが向きます。随筆、写真、ルポルタージュ、レシピ、と『コーヒーまわり』をさまざまな角度から取り上げた内容で構成されていて、飽きません。
どこからでも読めますし、植物としてのコーヒーノキが育っている遠い国、生産過程など写真をみるだけでも、その日になんとなく飲むコーヒーに想いを馳せるきっかけになるかもしれません。一杯のコーヒーが出来上がるまでを改めて、みてみる。そこから広がる思考。暮らしのあれやこれの見つめなおしをコーヒーから、というのもまた一興ではありませんか。コーヒー好きなかたへの贈り物としても喜ばれると思います。
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